【2月27日】令和6年度防災学習成果発表会実施報告

1.実施概要

 信州大学で開発している地図学習支援アプリ「フィールドオン」を使用して児童が主体となって調査・作成した学区域の防災マップのほか、避難行動のあり方などの成果を地域に発信する「防災学習成果発表会」を行った。児童が主体となって調査し作成した学区域の防災マップ,避難行動のあり方などの成果を発信することで、学校や保護者の方、地域住民の方を巻き込んだ防災意識の向上へと繋げることを目的としている。

開催時間 令和7年2月27日(木)9時30分~11時40分

場所 zoomによるオンライン発表会

主催 信州大学教育学部防災教育研究センター

後援 長野県教育委員会・長野市教育委員会・鹿児島市教育委員会・熊本大学工学部土木建築学科地域防災研究室・公益社団法人 信濃教育会

参加者数  約50名

主な参加者 学校・保護者・教育委員会・住民自治協議会・行政・気象台・市民防災団体・防災関係研究機関 等

2.内容

09:30~09:35 開会あいさつ(長野市立清野小学校校長)

09:35~10:00 長野市立清野小学校 4・5年「命を守るマイタイムラインづくり」 

10:00~10:20 諏訪市立城南小学校 6年「わたしたちの防災学習と考えたこと」

10:20~10:40 小谷村立小谷小学校 5年「神城断層地震から始まった私たちの防災学習」

10:40~10:50 休憩

10:50~11:10 軽井沢町立軽井沢西部小学校 6年「”フィールドオンと融雪型火山泥流の実験”で気付いた軽井沢西部小学校の学区の危険と提案」

11:10~11:35 鹿児島市立東桜島小学校 5・6年「大規模噴火で避難する時,わたしたちはどうすればよいか~行っが,見っが,聞っが~」

11:35~11:40 閉会あいさつ(鹿児島市立東桜島小学校校長)

・それぞれの学校の発表で、フィールドワークを取り入れ実際に被災した現場に行ってみたり、被災の経験者からお話を聞いたりするなど現場学習を交えていてとても良いと思いました。学習の中で、子供たちが考え気づいたことを、地域や保護者にも伝えながら、地域防災力を高める一助になりとても素晴らしいと思いました。

・子どもたちがどのようなヘルメットを着用しあっているのか互いに関心があったり、発表を聞いて燻製を作ってみたくなって質問したり、発表が続くにつれ、子供たち同士のやり取りが充実してきたことが印象に残りました。

・高学年の子が発表する事で、下の学年の⼦に伝えていく。こうしたことを続けていかなければ、引き継いでいけない。⼦供達の話を聞きながら、親達もまた違う災害を思い出し、それに関わる知り合いを思い出し記憶を呼び戻しております。良い機会を与えていただきありがとうございました。

・発表された学校のような活動が他校にも広がったら良いなと思いました。防災が入口となり日常的に、命の大切さを感じたり、助け合いや守り合う気持ちが育つと思いました。

参加者からの感想(一部)

以上